今ではダイエットのために米やパン、麺などの炭水化物の摂取を抑える「炭水化物抜きダイエット」は定着しましたよね。
最新の研究で炭水化物を食べるのを控えることで血糖値の上昇を抑え、身体にある脂肪をエネルギーにしやすくすることで体脂肪率を下げ、ダイエットにつなげることは実証されています。
しかし、実際に食事管理をするときに炭水化物=糖質だと思っていませんか?
炭水化物とは脂質、タンパク質と共に三大栄養素のひとつです。
その炭水化物ですが、実は糖質と食物繊維を合わせた栄養素のことなのです!
食物繊維は野菜、果物、穀類、昆布、わかめなどに多く含まれ、水に溶けにくい不溶性食物繊維と水に溶けやすい水溶性食物繊維の2種類があります。
食物繊維がお腹に良いというのはなんとなく理解していると思います。
まず、代表的な腸内細菌は3つあります。
●善玉菌➡ビフィズス菌、乳酸菌
●悪玉菌➡大腸菌、ブドウ球菌
●日和見菌➡連鎖球菌
年齢でも腸内細菌のバランスに変動を与えますが、それ以外の要因でも腸内細菌のバランスが変わってきます。飲酒、ストレス、偏った食生活により、善玉菌が減り、悪玉菌が増えます。
また、抗生物質の投与などがあると、腸内細菌が減り、そのときにバランスの取れた食生活をしていなければ、善玉菌よりも悪玉菌が多い状態に変わってしまうのです。
ストレス社会の世の中、悪玉菌が増えやすくなりますが、食物繊維はその悪玉菌を撃退してくれるのです。
だから食物繊維はお腹に良いと言われています。
食品の裏の表示を見て炭水化物が多いからといって食べないのではなく、炭水化物は糖質と食物繊維を合わせた栄養素であることを考えて購入してみてください。
食物繊維は1日に男性では20g以上、女性では18g以上必要と言われています。
食物繊維をしっかり摂取して腸内環境を良好にすることで、体調も良くなり、ダイエットの効果も急激にアップしますよ。