最近は半袖でも歩けるような過ごしやすい季節になってきましたね。薄着になれば身体のラインがわかりやすくなってくるので、そろそろトレーニングしようかなと思っているのではないでしょうか?
お腹まわりの脂肪を落とすには食事管理も大切なのですが、体重が落ちてウエストが引き締まりダイエットが成功したときに、お腹にあった脂肪がどこに行ったか疑問に思ったことはありませんか?
よくトレーナーから「脂肪が燃える」と聞いたことがあると思います。
でも実際は、脂肪はまずグリセリンと脂肪酸という物質に分解されます。グリセリンは十二指腸から腸管に廃棄され、脂肪酸はエネルギー産生のため酸化されます。
燃焼というのは酸化と同じ意味です。脂肪酸からエネルギーを取り出す際酸化されるので燃焼と言います。脂肪が熱くなって体の中で燃えているわけではありません!!
【脂肪燃焼の仕組み】
有酸素運動などでエネルギーが必要になる
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脳からエネルギー生成の指令が出る
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脂肪動員ホルモン(アデポキネチックホルモン)の分泌
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脂肪分解酵素「リパーゼ」の活性化
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脂肪が分解され、グリセリンと遊離脂肪酸となり血液中に放出される
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全身の筋肉や肝臓で脂肪酸がエネルギーとして燃焼される
そして燃焼された脂肪酸の残りは二酸化炭素と水に分解されます。
最終的に二酸化炭素は呼吸によって、水は汗や尿によって排出されるのです。
これがダイエットで無くなった脂肪の行き先なのです。
今あなたがかいている汗、もしかしたらお腹についていた脂肪かもしれませんよ。