近年スポーツクラブやプロチームの現場、雑誌やスポーツニュースなどでも頻繁に聞くようになった言葉が「体幹」ですよね。
体幹が強いから押されても倒れない、体幹の軸がしっかりしているからバットをしっかり振れる、体幹をトレーニングしていないからバランスが悪いなど。
今では誰もが知っている言葉になりましたが、本当に「体幹」を理解して使っているでしょうか?
スマホやパソコンでは「たいかん」と入力するとちゃんと「体幹」が出てきますが、ガラケーだと「体感」や「耐寒」が出てきて「体幹」は出てきません。
なぜでしょうか??
それは、体幹は造語だからです。
今ではしっかり市民権を得た言葉ですが、あるトレーナーさんが作った造語であることを知っている人は少ないのです。
次に体幹の箇所についてですが、私もいろんな方に体幹について話をしてきましたが、体幹が身体のどこのことを指しているのか答えられた方はほとんどいませんでした。
むしろ、大胸筋や広背筋と同じように体幹という名前の筋肉の名称があると思っている方がすごく多かったです。
まず、体幹の定義についてお話しましょう。
そんなものはありません。
なぜなら造語だからです。体幹の箇所ですが各トレーナーさんによって捉え方が違います。
下腹部からピップ、股関節を含めた箇所を体幹という方もいますが、一般的な捉え方は頭、手足を除いて、肩甲骨、股関節を含めた四角形の箇所を指します。
大胸筋や広背筋、大殿筋、腹直筋、脊柱起立筋、横隔膜、全てが体幹の一部なのです。
この体幹の機能を向上させることが日常生活の中の動き、ダイエットやBODYMAKE、スポーツのパフォーマンスなどをアップさせることに繋がります。
体幹の箇所をしっかり理解することで、体幹トレーニングをするときに意識して取り組めるようになるでしょう。